今、僕は週2でテニススクールに通っている。
スポーツはいいね!
ゲームとしても楽しいし、真剣勝負としても楽しいし、
一生懸命練習することが楽しい。

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人生で一番楽しかった時期は?と聞かれれば、
僕は高校時代と答える。

高校時代の夕方5時から夕方6時、楽しさに溢れていた。
何の時間かというと、

『フェンシング』の部活動である。

0.2秒の間に起きる、一瞬の攻防。

フェンシングというのは、端的に説明するなら「西洋剣術」だろうか。
細身の銀色に輝く剣で、相手と戦う。
その1本の銀線が、攻撃と防御の両方の役割を兼ねるのだ。

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高校時代の部活動が楽しかった理由は、
なんといっても、
『一生懸命打ち込んだ』からだろう。
まさに青春だった。普段は使うのが恥ずかしいこの言葉だが
あの時期を表現するときに限り恥ずかしくない。

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一年生の始めの頃、
剣はほとんど持つことはなかった。
腹筋、背筋、スクワット、マラソン、腕立て伏せ、ダッシュ。
腹筋、背筋、スクワット、マラソン、腕立て伏せ、ダッシュ。
腹筋、背筋、・・・

普段の筋トレは、そんなに辛かった記憶はなかったが、
地獄という思い出になっているのが、「夏合宿」であった。

朝起きて、練習。(朝練)
朝食を食べて、食休み後、練習。(午前練)
昼ご飯を食べて、昼寝して、練習。(午後練)
夕食を食べて、練習。(夜練)

これが2泊3日で行われる。

内容もなかなかハード。
一番思い出に残っているのが『連帯責任ファント』

ファントというのは「突き」のことなのだけれど、
結構、全力気味。
相手に守られることのないような鋭い攻撃のために、
ひざを曲げ、ひじを引き、全身の瞬発力を溜め、
ここだというタイミングで、曲げていたひざの下にある足を蹴り出し爆発させる。
引いていたひじと剣はその爆発力に乗せて伸ばし、閃光とする。
とにかく、全力気味の動きなのだ。

そのファントという動きは、15本も撃てばハァハァゼイゼイと息が切れるのだが、
確か300本くらい撃ったような覚えがある。
というのも『連帯責任ファント』の名の示すとおり連帯責任でやる練習で、
誰かがキレのないファントをしたら、鬼のOBが『ハイ、30本追加〜』とか言うのだ。

体育館、日ざしが強く差し、それがもたらした熱は体育館から逃げてくれない。
せみがミンミンと鳴く中、汗だくになりながらやった練習。
そんな練習を励ましながら一緒にやったチームメイト。
辛い練習を一緒にやってきたチームメイトだからこそ、
団体戦で信頼していられる。そして勝利の喜びを分かち合える。
インターハイ出場を決める団体戦決勝、接戦の末、勝った。
勝利が決まった瞬間、駆け出し、駆け寄って抱き合った。

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一生懸命は、いい思い出を創る。
何事にも、一生懸命でありたいです。

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